訳ありの保育業参入について Vol.1
私の家族は、今現在保育関係の仕事をしている人間が多いんです。それもこれも、私が小さい頃から長年保育の仕事に携わってきた母親の影響が強いと思いますが。
そんな母親は、昔から、保育に携わる先生方の保育方法やいろんな保育園の教育方針等々、様々なダメダシをしてきました。(もちろん家に帰ってきてからの話ですが・・・。)彼女は現場にいながらにして、この環境では保育士さんにも子どもにもどちらにも良くない。もっと保育環境を改善していくべきだと感じていたのでしょう。
ある日のこと、突然、「保育園開くことになったから。」とあっさり告白されてしまいました。
25歳の息子がいる年齢で新たに事業を起こすだなんて。いくら行動的な母親であるとはいえ、さすがにそれには驚きました。
経営の経験もない母親の背中を押したのは、某FCチェーン(以下 FC とします。)の存在でした。
契約を済まし、開園に向けての準備としてとった行動は、FCの営業の方との物件探し。
物件が決まったら、内装を保育園にする為の工事。ここまででも結構な出費をしています。
(FC契約金+月々の家賃+月々のFCのロイヤリティー)
園児を集める為に新聞広告をいれたり、先生を雇う為に求人を出したり。母親は準備に追われていました。
その当時、私は、保育とは全く関係のない会社に勤めていました。とにかく、自分の仕事でいっぱいいっぱいで、とても手伝ってあげられる状態ではありませんでした。
家にかえって状況を聞くぐらい。それが私にとっての精一杯の事でした。
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